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休診日
木曜・日曜・祝日

障害をお持ちの方への
歯科治療

障害をお持ちの方への
歯科治療について

診療を受けるのが難しい方にも
通院いただける
歯科を目指します

心身に障害をお持ちで歯科医院に通院できず、治療を断念してしまったり、虫歯・歯周病を放置したりしてはいませんか?
当院は障害をお持ちの方への歯科治療および管理を行っています。
それぞれの患者さまが有する難しさを踏まえた上で、ストレスの少ない治療を受けられるよう、一人ひとりにあったペースで治療を進めるように心掛けております。

またご家族の方へ向けた口腔ケアのサポートやお口のことについての相談も受け付けております。

当院の取り組み

  • お口の中の問題に対しての
    窓口になります

    どのようなことでもまず、お困りなことをお聞かせください。
    お口の中のことだけでなく全身状態、日常生活や習慣などについても関連している事があります。
    なんでもお聞かせください。
    それぞれの患者さまにあった治療や管理方針を考えてご説明させていただきます。

  • 歯科治療に対する恐怖心を
    和らげます

    歯科治療に対するトレーニングなどを行って歯科に対する恐怖心を和らげ、抑制や薬物を用いなくても歯科治療ができることを目標にしていきます。
    急ぎの治療が必要でないと判断された場合は、ブラッシング・器具を用いた口腔清掃、歯科治療のシミュレーションなどでトレーニングを行います。そして最終的には一般的な方法で歯科治療ができることを目指していきます。

  • 必要な歯科治療をさまざまな方法を用いて行います

    一般的な方法での治療が困難であると考えた時、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法などを使用して治療を行うこともございます。

  • 虫歯や歯周病の管理と予防を実践していきます

    お口の中の状態や虫歯の状態、または障害の種類や程度により、その方にあった期間での定期的な管理を提案させていただきます。

  • 日常的な歯ブラシを
    援助します

    歯ブラシや補助器具(デンタルフロス・歯間ブラシなど)の適切な種類や使用方法、また改良や工夫を考えて口腔ケアの指導を行っていきます。

  • 必要であれば高次医療機関をご紹介いたします

    • 治療が必要な歯が多数である
    • トレーニングに時間がかかり、治療が痛みの出現に間に合わないと考えられる
    • 鎮静法では治療を進めていく上で危険である

    などの場合は、全身麻酔下での歯科治療を近隣の高次医療機関へ紹介することもございます。

歯科治療を
受け入れてもらうために
大切なこと

  • 初めての歯科受診の時が大切になってきます

    当院は、初診のときに痛みや腫れているなどの症状(急性症状)がない場合は、基本的には身体抑制での診査や治療は行いません。一度抑制治療を経験するとトラウマとなり、その後の歯科治療に対する受け入れが困難になることがあるからです。今後の治療を受け入れてもらうためにも、慎重に行うことが重要です。

  • 異常がなくても歯科を定期的に受診することをおすすめします

    歯科治療に対するトレーニングなどを行って歯科に対する恐怖心を和らげ、抑制や薬物を用いなくても歯科治療ができることを目標にしていきます。急ぎの治療が必要でないと判断された場合は、ブラッシング・器具を用いた口腔清掃、歯科治療のシミュレーションなどでトレーニングを行います。そして最終的には一般的な方法で歯科治療ができることを目指していきます。

  • 歯科治療を受け入れていただくためにご家庭での習慣や練習も大切です

    歯科治療自体はほとんどをパターン化することができます。歯ブラシや市販のミラーなどを用いて、ご家庭でシミュレーションや疑似体験などをやっていただくことは非常に効果的です。(難しいことではありません。仕上げ磨きの時に寝かせて数を数えながらする。診療の時も寝かせてやりますし、数を数えながらやります。家でお父さま・お母さまがやることと同じことであれば安心します)
    保護者の方々も、診療スタッフも同じように『歯科治療をできるようにする』と望まなければ効果は期待できません。ご家庭でうまくいっていない、試みられていない場合、歯科医院でもなかなかできるようにはなりません。

  • 歯医者を受診することや、治療をすることを罰や脅しに使わないでください

    『歯を磨かないと歯医者で歯を抜いてもらうよ!』『歯医者で痛い注射してもらって来なさい』など歯医者を罰や脅しに使わないようにしてください。当然のことながら、歯科治療は痛みを与えることを目的とするものではありません。なぜ歯科治療が必要なのか、痛くならないようにするために治療を頑張らないといけないんだ、痛いことがあったらきちんと教えてね、と伝えるようにしてください。

  • 嘘はつかないでください

    来院する前、治療を行う前に緊張を解くために、なんとなく『今日は何もしないからね』や『今日は口をあけて診るだけで終わるよ』などの声かけをしてしまいがちですが、実際はトレーニングや歯科治療などは本人の苦手なことに向き合わなければならない事も多々有ります。その状態で行ってしまうと、結果的に本人は『嘘をつかれた』と思ってしまうこともあります。仮にその場は嘘で何とかなっても、その後の歯科治療は難しくなることもあります。互いが正直に何がこわいかを理解して、嘘をつかないで向き合うことが大切です。

歯科治療のポイント

  • まずお電話にてご予約ください

    まず電話にてご予約ください。
    一人ひとりのお話をきちんとお聞きして最善の方法を考えていくようにすることが重要と考えます。直接来院いただいても、必要なお時間を確保できないためきちんとした対応ができない場合があります。

  • 痛み・腫れなどの
    緊急な場合を除き、
    来ていただいた日は
    いきなりの治療は行いません

    健康状態・生活・癖などについての質問をさせていただき、今現在の状態を把握させていただきます。また、簡単な検査をさせていただくこともあります。全身疾患をお持ちの方は、こちらから主治医の先生にお手紙を出させていただくこともあります。十分な情報を得てから治療方針を考えお伝えし、はじめていくようにします。

  • お口の中の
    チェックをいたします
    (レントゲンを含む)

    ご本人が痛みなどの訴えが伝えられない方もいらっしゃいます。日頃、食事の時などに本人が気にしている部分などがあれば教えてください。それらを参考にしていきます。

  • 必要な場合は
    応急処置を行います
    (セメントなどで仮詰め)

    それまでにお聴きした内容をふまえて、どのように歯科治療を行うか、お口の中の管理についてのご説明をさせていただき、治療方針を一緒に決めさせていただきます。歯科治療を行っていく上で、不安なことなどがあればその都度教えてください。ストレス・不安が少ないように治療を考え、行っていきます。すべての治療が終了した後、または治療経過中にご本人や保護者の方へブラッシング練習をさせていただきます。その後は1~3ヵ月程度の間隔で、お口の中をチェックさせていただきます。

歯科治療に対する
トレーニング

  • 『トレーニング』とは、診療に使う器具や機械に対しての慣れだけではなく、治療を行う歯科医師や歯科衛生士、歯科助手などに対する信頼関係を築くことでもあります。
    ただし残念ながら、誰もがトレーニングにより歯科治療が可能になるわけではございません。ご本人の歯科治療に対する理解度や慣れ、お口の状態を診ながら進めさせていただきます。
    お口の状態が悪化していたり、痛みがある、変化があっても歯科治療を行うのが難しいなどの場合は、一度トレーニングを中断して他の方法をおすすめすることもございます。
    その場合歯科治療終了後、トレーニングを再開するようにします。

  • トレーニング7つのポイント

    1. トレーニングは必ず、歯磨きから始まり、歯磨きで終わるようにします。
    2. トレーニングはいつもと同じ順序で行いましょう。
    3. 最初は歯ブラシやミラーなど、簡単なことから始めていき、徐々に刺激の強いものを加えていきます。
    4. たとえできなくてもその場やお家などで責めないでください。できない理由があるはずです。
    5. さまざまな理由で、前にできたことができない場合もあります。強い拒否行動が出てしまった場合は、それ以上のことはせずできる所まで戻り、そこで終了するようにします。
    6. 何でもできた時は後回しにせず、お互いが忘れないうちにほめるようにします。
    7. トレーニング中は基本的に一人(母子分離)ですが、少し動いてしまう時は付き添いの方が手足に手を添える程度で行います。無理に抑えたりしている状態ではトレーニングにはなりません。